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校長あいさつ

未来を切り拓く!
 

埼玉県立小川高等学校長 韮塚雄一

 

小川高校は、創立91年を誇る伝統校です。


 本校の全日制課程では、長い歴史と伝統に培われた実績をもとに、生徒一人一人を大切にし、その学問的・人間的な力を伸ばすべく様々な教育活動に取り組んでいます。「進学選抜クラス」では、特別な進学指導体制で難関大学を目指す生徒をサポートします。「普通クラス」でも、2年次から文系・理系に分かれ自分の得意分野を伸ばし、様々な進路の実現に対応しています。どの生徒も3年次には、自分の関心や進路に応じて学びを深める総合的な探究の時間が設けられています。部活動も、31の運動部・文化部・同好会があり、全国大会21年連続出場の少林寺拳法部をはじめ、多くの部が県大会などで上位の成績をあげ活躍しています。生徒会の活動も活発で、文化祭の葦火祭をはじめとした生徒の自主的な活動により、互いのふれあいを通じて人間的に大きく成長することができます。


 校内では、朝早く登校した部活動の生徒たちが、早朝練習に励んだり、駅周辺の通学路清掃を行っています。行き交う生徒たちから「おはよう」という元気なあいさつが聞こえてきます。授業が始まると、先生の説明に熱心に耳を傾け、自分の意見を発表したりしています。放課後になると、グラウンドや体育館から元気なかけ声が響きます。部室棟や図書館には、文化部の生徒たちの練習や研究する姿があります。


 本校の定時制課程では、働きながら学んだり、学び直しの再チャレンジとして学ぶなど多様な目的や進路希望を持った生徒たちが仲間と共に学習に励んでいます。修学旅行、文化祭・体育祭などの行事に加え、校内成人式や様々な体験活動など定時制課程ならではの行事も盛んです。バドミントン同好会も活躍しています。「学ぶ」ということに真正面からチャレンジする生徒たちが、夢の実現を目指してがんばっています。

 

 小川高校では、「考えること」を重視しています。私たちが社会で生きるすべての出発点が「考えること」にあるからです。フランスの思想家パスカルは、これを「人間は、ひとくきの葦にすぎない。自然の中でもっとも弱いものである。しかし、それは考える葦である。」と表現しました。小川高校の校歌には、「水のほとりにパスカルを語る叡智の葦もあり」という一節があります。この「考えること」は、本校の教育理念の根本です。


 今、急速に社会の変化が進み始めています。この変化に対応するため、これからは、知識をただ覚えるだけではなく、未来に向けて「考えること」が必要とされます。小川高校は、この「考えること」を教育の基本にすえています。「考えること」を通じて未来を切り拓く力を育みます。


 これまで小川高校が積み上げてきた伝統に加え、今年度からは、文部科学省から研究指定をいただき、「おがわ学」に取り組みます。小川高校には、この「おがわ学」をはじめ、活気あふれる部活動、生徒主体の生徒会活動、熱心で指導力ある教師、そして地元の小川町と地域の皆様のご支援など、充実した高校生活が待っています。


 みなさん、ぜひ、この小川高校で学び、充実した高校生活を通じて未来を切り拓く力を育んでください。みなさんの入学を心よりお待ちしています。

 

                               

令和元年6月吉日